ご意見・ご要望
再度ご回答いただきましたことに、厚く御礼申し上げます。しかし、私の再質問に対する内容は、残念ながら回答にはなっておりません。もし、学校のテストで、問題の答えの欄に「改めて検討します」と書いたら当然採点は零点であり、場合によっては先生から職員室に呼び出されて叱責されることでしょう。二週間あまりにも十分検討する時間があったはずですから、その検討結果を踏まえてお知らせください。したがって、「町長への手紙の回答について」という表題になっておりますが、回答にはなっておりません。私の再質問の文章を再度精読していただければと思いますが、いくつか論点を明確にして解説した上で具体的に質問しております。私の考え方が間違っているのであれば、論理的に否定して、自説の正当性を説かなければなりません。残念ながら、回答文にはそのような論点での記載は見当たりませんので、次の諸点についてお伺いします。
①故安井吉典氏常設展示は何を目的に設置しているのか?
展示の目的は「来庁者等町内外に(安井吉典氏の数多くの功績を)広く周知すること」であり、「それ以上の目的が明確にあるものではない」としております。すなわち、安井氏の業績を周知することが目的であり、それは安井氏に対する尊敬や敬愛を促すことに繋がることは自明の理であります。
②どのような経緯で展示されたのか。
「経緯」とは、いつどのような事情を経て常設展示をするようになったのかを具体的に問いています。回答では安井氏本人や遺族の意思ではなく「町として、多大に功績を残されたことから、展示しているもの」とあります。これ以外には詳しい説明は記載されていないので判然としませんが、町が遺族に要請して自画像や勲章などの資料の提供を求めて展示したように思われます。いつどのような経緯で展示することになったのかを時系列で具体的に説明されるとともに、展示品は寄託資料なのかもあわせてお伺いします。
③これまでの展示活動についての評価・検証はどうなのか?
これについては「一定期間展示したことにより、故安井吉典氏の功績が広く認知されたもの」と評価しており、新庁舎でも展示をさらに継続する必要性はどこにあるのかをお伺いします。
④特定の個人(長年にわたり特定の政党に属して活躍した政治家)を顕彰する肖像画や勲章などを展示する行為は、中立公正を旨とすべき地方自治体のあり方を踏まえて、どのように考えているのか?この点については町長の見解が示されていないので、再度お聞きします。