ウェブアクセシビリティ達成基準とその実装方法

2024年3月26日

東神楽町では適合レベルAAに準拠(一部は適合レベルAAAに準拠)するために、次のような取り組みをおこなっています。

達成基準とその実装方法

適合レベルAAの達成基準表
達成基準 適合レベル 実装方法
1.1.1
非テキストコンテンツの達成基準
A
  • 写真などの静止画像には代替テキストを提供する。
  • リンクにはリンクテキストを提供する。
  • 画像化したテキストに対して代替テキストを提供する。
  • 装飾目的の画像はCSS を用いて表示する。
注記:本サイトではクリッカブルマップ、Flash形式の画像、画像のみのボタン、ASCII アート、顔文字、ルート語を使用しているページはありません。
1.2.1
音声だけ及び映像だけ(収録済み)の達成基準
A
  • 音声のみ、または映像のみのコンテンツには、それらと同等の目的を果たす代替テキストを提供する。
  • 音声のみのコンテンツがある場合、その会話の内容を書きだしたものや、説明したものを提供する。
  • 動画のみのコンテンツがある場合、その内容を説明するテキストを提供する。
1.2.2
キャプション(収録済み)の達成基準
A
  • 収録済の音声コンテンツに対して、内容を説明する見出しやテキストを提供する。
1.2.3
音声解説又はメディアに対する代替コンテンツ(収録済み)の達成基準
A
  • 収録済の映像コンテンツに対して、内容を説明する見出しやテキストを提供する。
  • 見出しや説明文を音声で提供するための仕組みを、外部サービス「リードスピーカー」により提供している。
1.2.4
キャプション(ライブ)の達成基準
AA
  • ライブの音声コンテンツに対して、内容を説明する見出しやテキストを提供する。
注記:ライブの音声コンテンツはありません。
1.2.5
音声解説(収録済み)の達成基準
AA
  • 公開中の収録済みの映像コンテンツに、映像を解説する音声が含まれていない場合、見出しや説明文を読み上げるための仕組みを、外部サービス「リードスピーカー」により提供している。
1.3.1
情報及び関係性の達成基準
A
  • 表には表であることや表の内容が分かるように適切な表題(キャプション)を設定する。
  • 必要に応じてテーブルの構成や利用方法を説明しているサマリーを設定する。
  • 表には見出し(ヘッダー)を設定し、見出しの方向はscopeを用いて設定し音声読み上げに対応している。
  • 文章中、リストにすべきであると考えられる部分について、「・(中黒)」ではなくリスト要素を用いる。
  • ページ内において見出しが設定されるべきであると考えられる部分について、適切な見出しを設定する。
1.3.2
意味のある順序の達成基準
A
  • 表示と音声でコンテンツの順序が変わること無く情報を伝えることができる。
1.3.3
感覚的な特徴の達成基準
A
  • 単語の途中にスペースやタブなどをはさまない。
    • 例)「日 付」「期 間」など
  • 文章の折り返し位置を調整するためにスペースやタブを埋め込まない。
1.4.1
色の使用の達成基準
A
  • 色の違いを用いて情報を伝えているコンテンツに対して、同じ情報をテキストで補足し、文章だけでも内容を理解できるようにする。
  • 配色だけではなく、模様や文章なども使用し情報を伝える。
1.4.2
音声の制御の達成基準
A
  • ウェブページ上にある音声が自動的に再生され、その音声が3秒より長く続くコンテンツはありません。
1.4.3
コントラスト(最低限レベル)の達成基準
AA
  • 大きな文字、ロゴタイプなどを除くテキスト、および画像化された文字の視覚的な表現には、少なくとも4.5対1のコントラスト比をもたせるように設計している。
1.4.4
テキストのサイズ変更の達成基準
AA
  • コンテンツ又は機能を損なうことなく、テキストをブラウザの機能なしで200%までサイズ変更できる。ただし、キャプション及び画像化された文字は除く。
1.4.5
文字画像の達成基準
AA
  • テキストで表示することが可能である時は、文字を画像化せずにテキストで表現する。
2.1.1 キーボードの達成基準 A
  • コンテンツのすべての機能が、キーボードインタフェースを通じて操作が可能です。
2.1.2
キーボードトラップなしの達成基準
A
  • キーボードのTABキーや矢印キーだけで操作しているとき、特定の箇所からフォーカスが移動出来なくなることはない。
2.2.1
タイミング調整可能の達成基準
A
  • 制限時間を設定しているコンテンツは無い。
2.2.2
一時停止、停止及び非表示の達成基準
A
  • 5秒以上続く点滅や自動的にスクロールするコンテンツは無い。
2.3.1
3回のせん(閃)光、又はしきい(閾)値以下の達成基準
A
  • どの1秒間においても、コンテンツに3回よりも多く閃光を放つコンポーネントが無い。
2.4.1
ブロックスキップの達成基準
A
  • ブロックごとにページの先頭に戻るためのリンク、読み上げソフト用にもスキップが可能なリンクを用意している。
2.4.2
ページタイトルの達成基準
A
  • ウェブページに対して、コンテンツの内容が分かるページタイトルを提供する。
2.4.3
フォーカス順序の達成基準
A
  • キーボードのTABキーまたは矢印キーを用いて、フォーカスを受け取る要素を移動して、その順序が意味と操作性を損なわないように設計している。
  • 読み上げた時、順序などに混乱が発生しないように設計している。
2.4.4
リンクの目的(コンテキスト内)の達成基準
A
  • リンクに対して適切な見出しや説明を提供している。
2.4.5
複数の手段の達成基準
AA
  • 目的のページに辿り着きやすいように、カテゴリーを設定する、関連するページを一覧で表示するなど、複数の到達手段を用意している。
2.4.6
見出し及びラベルの達成基準
AA
  • ページの内容が分かりやすい見出しをつけている。
  • ラベルについては適用範囲にフォームを使用しているコンテンツが無い。
2.4.7
フォーカスの可視化の達成基準
AA
  • キーボード操作で操作した時、フォーカスしている部分を認識しやすいように設計している。
3.1.1
ページの言語の達成基準
A
  • ウェブページの主な自然言語がどの言語であるかを、プログラムが判断できるように宣言している。
3.1.2
一部分の言語の達成基準
AA
  • 外部サービスにより外国語を提供しており、該当するコンテンツは無い。
3.2.1
フォーカス時の達成基準
A
  • キーボードのTABキーやカーソルキーでページ内を巡回した時、勝手にフォームを送信したり、新しいウィンドウを開いたり、他のコンポーネントにフォーカスを移動してしまうような、予期せぬ状況の変化が起きないようにしている。
3.2.2
入力時の達成基準
A
  • 利用者に入力を求めるフォームを設置したコンテンツが適用範囲に無い。
3.2.3
一貫したナビゲーションの達成基準
AA
  • 複数のページ上で繰り返されているナビゲーションの仕組みは、繰り返されるたびに 相対的に同じ順序で提供する。
3.2.4
一貫した識別性の達成基準
AA
  • 同じ機能を有するコンテンツに対して、一貫したラベル、識別名及び代替テキストを用いる。
3.3.1
エラーの特定の達成基準
A
  • 利用者に入力を求めるフォームを設置したコンテンツが適用範囲に無い。
3.3.2
ラベル又は説明の達成基準
A
  • 利用者に入力を求めるフォームを設置したコンテンツが適用範囲に無い。
3.3.3
エラー修正の提案の達成基準
AA
  • 利用者に入力を求めるフォームを設置したコンテンツが適用範囲に無い。
3.3.4
エラー回避(法的、金融及びデータ)の達成基準
AA
  • 利用者に金銭的取引などのための入力を求めるフォームを設置したコンテンツが適用範囲に無い。
4.1.1
構文解析の達成基準
A
  • W3Cの仕様に準拠したHTML技術を使用してコンテンツの作成をおこなっている。
4.1.2
名前(name)、役割(role)及び値(value)の達成基準
A
  • W3Cの仕様に準拠したHTML技術を使用してコンテンツの作成をおこなっている。

補足:JIS X 8341-3:2016 試験実施ガイドライン(達成基準チェックリストの例)(URL http://waic.jp/docs/jis2016/test-guidelines/201604/gcl_example.html)に基づき適合レベルAAを基準にしたリストです。

JIS X 8341-3:2016 試験実施ガイドライン(達成基準チェックリストの例)(外部サイト)

追加する達成基準

適合レベルAAAの達成基準表
達成基準 適合レベル 実装方法
1.4.7
小さな背景音、又は背景音なしの達成基準
AAA
  • 適用範囲に自動再生する背景音があるコンテンツが無い。
1.4.9
文字画像(例外のなし)の達成基準
AAA
  • テキストで表現することが可能な内容については、画像を使用せずテキストで表現している。
2.3.2
3回のせん(閃)光の達成基準
AAA
  • 適用範囲に閃光が含まれるコンテンツが無い。